子連れ温泉旅行記(島原編)

島原城

5月1日。天気はあいにくの曇り空。午前9時出発予定が2時間遅れとなり、「まぁ車だからいいか」などと思いながら、福岡から長崎県島原へ向けて出発しました。

大村PAでひと休み


びわソフト 前日あまり眠っていなかった私は、車の中で一眠り。いつも長崎へ行く際に立ち寄る大村パーキングエリア(以下大村PA)で目が覚めました。
何故いつも大村PA(下り)に立ち寄るかというと、大村PA(下り)にはびわで作られた「びわソフト」が売っているんです。びわのさわやかな甘みがとっても美味しいソフトクリームです。

島原半島へ


高速を降り、車を走らせている間、息子もさすがに退屈そうでした。のどかな風景が続く中、流れていく景色の中に気になるものが…

国見 「・・・ん?何だか街灯が変?」
よーく見るとサッカーボール!そう、ここはサッカーで有名な国見高校がある国見町。だから街灯もサッカーボールだったんですね。町全体で応援している感じが伝わってきます。

そして家を出発して約4時間。やっと最初の目的地「姫松屋本店」に到着しました。お昼ご飯の予定が3時のおやつの時間…。お店に入ると店内は繁忙時間を過ぎていたせいか、お客は私たちだけの様子。おかげで好きな席を陣取ることができました(笑)

「姫松屋本店」は島原三味(といっても残りの二つは分かりません…)の一つ「具雑煮」が味わえる専門店です。具雑煮の中には十三種類の具材と丸餅が入っていて、230キロカロリー。専門店というだけあって、御出汁に深みがあって、具材も盛りだくさん!とってもヘルシーで美味しいお雑煮を食べることができて大満足でした。

姫松屋本店 店内 具雑煮 いただきまーす

島原市内散策


島原城 具雑煮を食べた後は、姫松屋本店の目の前にある島原城へ行きました。城内は入館料が必要だったため入らず(ちょっとケチりました…)、代わりにお城の前で記念撮影をしました。曇り空の下にそびえ立つ島原城は荘厳な感じがしました。
この後、島原市内を散策へ。島原市内には武家屋敷やいくつかの史跡などがありますが、今回は息子も楽しめるように、事前に調べておいた「鯉の泳ぐまち」を散策することにしました。

島原は「水の都」と言われるぐらい、湧水が豊富な街で、路地脇の水路には、きれいな湧水を気持ちよさそうに泳ぐ鯉を見る事ができるそうです。しかし、運悪く、私たちが鯉の泳ぐまちに着いた頃、小雨が降ってきました。傘を差しながら「鯉さんいるかな〜?」と水路を覗き込みますが、黒や灰色の鯉が1、2匹いる程度でなかなか鯉の大群には巡り合えません。

そこで近くにあった「しまばら湧水館」で雨宿りをすることにしました。館内は落ち着いた雰囲気でしたが、息子は一人きゃっきゃと走り回っていました。

しまばら湧水館 走り回る息子 ちょっと休憩

しばらく休憩したものの、雨は相変わらずパラパラと降っています。宿へ行く前にもう1箇所寄りたい所があったため、仕方なく、しまばら湧水館を後にしました。駐車場に戻る中、「鯉の泳ぐまちなのに、鯉、いないね」などと話しながらも、やっぱり鯉が見たくてもう一度探してみることに。すると、そんなことを話していたすぐ近くで、色鮮やかな鯉たちに出会うことができました。

鯉を眺める息子 鯉 鯉を眺める息子

息子も優雅に泳ぐ鯉たちをちょっと触りたいような気持ちで見ていたようです。

道の駅みずなし本陣


道の駅みずなし本陣 宿へ向かう前にもう一箇所寄りたかった場所が「道の駅みずなし本陣」です。道の駅みずなし本陣は、普賢岳を望む水無川そばに位置する道の駅で、土石流被災家屋保存公園などがあります。雲仙岳噴火による災害を風化させないために作られた施設なのですが、被災した家屋を見ていると、時に自然がもたらす驚異が、こんなにも酷いものかと痛感しました。しかしながら道の駅の周辺は雲仙岳噴火災害を感じさせない復興ぶりで、そこには島原の人々の強さを感じました。

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